トラウル

札幌市のトラック・重機買取|出張査定2社の比較と除雪機械の売り方

札幌市
クレーンを備えた平ボディのトラック
写真はトラックのイメージで、本文で紹介している事業者とは関係ありません。イメージ写真:Action Construction Equipment Ltd. - ACE / Pexels

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札幌はトラックと重機が最も濃く集まる街です。札幌運輸支局管内の一般トラック事業者は1,552者・車両36,340両で、全道3,258者・89,812両のうち事業者数で約半分を占めます(北海道運輸局「数字でみる北海道の運輸 令和7年版」令和7年3月31日現在)。大型特殊車も管内で26,244台。売り手が多いということは、買い手も動きやすいということです。ここでは札幌で車両を手放すときの選択肢を、対象車種と費用の面から整理します。

まず、売り先は「何を売るか」で分かれる

トラックと重機では、対応する業者が違います。トラックも重機もまとめて見てもらえる業者と、重機だけを専門に扱う業者があり、後者はトラックを扱いません。手元の車両がどちらかで、声をかける先が変わります。

業者対象査定・引取りの費用北海道の体制
トラックファイブトラック全般・重機・バス・特殊車両査定料・出張費・書類代行・査定後キャンセルすべて無料北海道支店(札幌市中央区)あり
建機買取屋.コム重機・建機のみ(トラック・バスは対象外)査定料・出張費・引取り費用・手数料・キャンセル料すべて無料全国対応(沖縄県のみ対象外)

※2026年7月時点で各社公式サイトに記載されていた内容です。

トラックファイブ|札幌に支店がある商用車専門店

株式会社トラックファイブ(東京都港区、創業2003年)が運営する商用車の買取専門店です。全国11支店のうち北海道支店が札幌市中央区北一条東2-5-2にあり、公式サイトには「札幌・旭川・函館を中心に北海道全域へスタッフが出張」「午前中のお問い合わせであれば当日中の現場査定もご相談いただけます」と記載されています。年間買取台数は12,000台。古物商許可は東京都公安委員会 第301081905967号です。

買取対象は平ボディ・ダンプ・クレーン・積載車・ミキサー・タンク車・高所作業車・トレーラーヘッド・アルミウィング・冷蔵冷凍車・アームロール・塵芥車といったトラック類に加えて、油圧ショベル・フォークリフト・ホイールローダー・ブルドーザー・ロードローラーなどの重機、バス・マイクロバスまで幅広く挙げられています。

状態面の記載が具体的なのがこの会社の特徴です。よくあるご質問には、不動車・事故車は「修理代がかさむ場合もあるため、そのままの状態で査定可能」、車検切れもそのまま買取可能、改造・カスタム車は「通常より高額買取の場合もあります」、錆がひどい車両やクラッチ・ギアに不具合がある車両も買取対象、と明記されています。ローン返済中の車両も残金を含めた買取価格を案内するとしています(ただし買取価格と残金の関係で対応できない場合もあると但し書きがあります)。

費用は査定料・出張費・名義変更や一時抹消などの書類代行がすべて無料、査定後のキャンセルも「一切お金はかかりません」と記載。査定依頼後の連絡は最短10分・最長24時間以内、引き取りは査定当日でも可能としています。

弱点も挙げておきます。公式サイト内で累計買取金額の表記が750億円・500億円・715億円と3通り混在しており、拠点数も9店舗と11拠点の両方の記載があります。数字の管理が甘い点は割り引いて読む必要があります。また、不動車のレッカー・引き揚げ費用を誰が負担するかの明記は見当たりませんでした。動かない車両を売る場合は、その費用の扱いを最初に確認してください。

建機買取屋.コム|重機だけを扱う専門店

株式会社リペスタ(大阪市西区)が運営する重機・建機の買取専門サイトです。よくあるご質問で「重機・建機以外の買取は可能ですか?」に対し「いいえ。重機専門買取りですのでユンボ、クレーンなどの重機のみの買い取りになります」と明記しており、トラックは扱いません。対象はユンボ(油圧ショベル)・タイヤローラー・パワーショベル・ミニクレーン・ホイールローダー・コンバインドローラー・ブルドーザーなどです。

費用面は明快で、査定料・出張費・引き取り費用・書類手続き費用・キャンセル料のすべてを無料と記載しています。とくに「成約後の建機の引き取りは?」への回答が「指定場所まで、弊社が引き取りにお伺いいたします。引き取り費用はかかりません」と明示されている点は、運搬費が高くつく重機では実利があります。支払いは引取り時に現金一括、「買取り成立後 最短で即日現金化」とも記載されています。不動車も買取対象で、「重機・建機であれば年式・車種・状態、問いません」としています。

注意点は会社情報の薄さです。古物商許可番号がトップ・運営団体・プライバシーポリシーのいずれにも表示されておらず、設立年・資本金・代表取締役名の記載もありません。フッターの著作権表記は運営団体名と異なる会社名になっています。また「買取をしていない車種もございます」と留保しながら、どの機種が対象外かは開示されていません。買取エリアは「全国(ただし沖縄県内の重機は買取・引き取り不可)」で、北海道を名指しした記載はないものの、除外されているのは沖縄のみです。申し込む前に、電話で会社情報と対象可否を確認しておくことをおすすめします。

札幌ならではの事情|除雪機械という大きな市場

札幌の車両市場を特徴づけているのは除雪機械です。札幌市の令和7年度の雪対策予算は約285億円(除雪費約89億円、排雪費約146億円ほか)。市が除雪事業者に貸与する除雪機械は434台あり、令和7年度も除雪グレーダ7台・大形ロータリ除雪車3台・小形ロータリ除雪車6台を新たに購入しています。除雪計画延長は車道5,465km・歩道3,048kmという規模です。

参考になるのは、札幌市が除雪機械の新車価格を公表していることです。除雪グレーダが約1,900〜4,500万円、タイヤショベル(除雪ドーザ)が約700〜2,000万円、大形ロータリ除雪車が約1,900〜4,100万円、除雪トラックが約3,500〜4,500万円。新車でこの価格帯の機械が毎年動いている以上、中古の需要も相応にあると考えられます。ただし中古の買取相場を示す公的なデータは見当たらないため、金額は査定で確かめてください。

もうひとつ、市は除雪業務従事者の大型特殊自動車運転免許の取得費用を半額(上限4万円)助成しており、平成27年度から令和7年9月末までの助成は累計231件に達しています。オペレーター不足を背景に1人乗り除雪グレーダの導入も進んでいます。機械を扱える人が足りない地域では、稼働できる状態の機械そのものの価値も保たれやすい、という見方はできるでしょう。

季節性も考えどころです。除雪機械の稼働期は11月から3月。手放すなら稼働期を外した時期に相談することになりますが、買い手が次の冬を見据えて動く時期でもあるため、シーズン直前に売り時が来ることもあります。車検を通すか今売るかの損得計算で、費用をかけて1シーズン使う場合と今手放す場合を並べてみてください。

名義変更の窓口と、混雑する時期

普通車・大型特殊車の移転登録(名義変更)は札幌運輸支局(東区北28条東1丁目1-1)が窓口です。登録部門の受付は平日8時45分〜11時45分と13時00分〜16時00分で、12時台は窓口が閉まります。支局自身が「月末・週末のほか、3月中旬から6月下旬までが混雑し、特に3月末は交付まで3時間以上要する場合がある」と告知しているので、自分で手続きするなら時期を選んでください。

なお、名義変更を含む書類手続きはトラックファイブが無料代行を明記しています。平日の日中に支局へ行けない事業者にとっては、この点だけでも依頼する価値があります。移転登録は法律上、事由があった日から15日以内に申請する義務があります(道路運送車両法第13条)。

よくある質問

車検が切れて動かないトラックでも売れますか?

トラックファイブは車検切れ・不動車・事故車をそのままの状態で買取可能と明記しています。ただし引き揚げ費用の負担者について公式サイトに記載がないため、申し込み時に確認してください。

トラックと重機をまとめて売りたいのですが

両方扱うトラックファイブに相談するのが早道です。建機買取屋.コムは重機専門で、トラックは対象外と公式に明記しています。

ローンが残っている車両は売れますか?

トラックファイブはローン返済中の車両も残金を含めた買取価格を案内するとしています。ただし買取価格と残金の関係で対応できない場合があるとも書かれているため、残債額を伝えたうえで相談してください。

建設機械に抵当権が付いていることがあると聞きました

建設機械抵当法にもとづく抵当権が登記されている機械があります。登記された抵当権は売買では消えず、売却代金にも抵当権が及ぶ場合があります(同法第12条の物上代位)。融資の担保に入れた覚えがある機械は、建設機械登記簿を確認してから商談に入ってください。

現場でしか使わない重機にナンバーがありません。売れますか?

公道を走らず現場内だけで使う機械は道路運送車両法上の登録が不要で、ナンバーが付きません。この場合、所有権の移転は引渡しが対抗要件になります(民法第178条)。売買契約書に機番・引渡日・引渡場所を残しておいてください。

まとめ

札幌はトラック事業者と重機の保有が道内で最も厚く、出張査定を呼びやすい環境です。トラックも重機も見てもらうならトラックファイブ、重機だけなら建機買取屋.コムという使い分けになります。どちらも査定と出張は無料なので、両方に声をかけて金額を並べても費用はかかりません。旭川市や北海道全体のまとめもあわせてご覧ください。数値は2026年7月時点の各社公式サイトおよび札幌市・北海道運輸局の公表資料にもとづきます。

札幌市が公表する除雪機械の新車価格(上限額)

札幌市「除雪機械の種類」ページに掲載された新車価格の一例。実際は下限〜上限の幅があり、除雪グレーダ約1,900〜4,500万円、タイヤショベル約700〜2,000万円、大形ロータリ除雪車約1,900〜4,100万円、除雪トラック約3,500〜4,500万円、凍結防止剤散布車約1,500〜4,100万円と公表されています。グラフは上限額を示したもので、中古の買取相場ではありません。

データを表で見る
除雪グレーダ4,500万円
除雪トラック4,500万円
大形ロータリ除雪車4,100万円
凍結防止剤散布車4,100万円
小形ロータリ除雪車2,800万円
タイヤショベル2,000万円
札幌市のトラック・重機買取|出張査定2社の比較と除雪機械の売り方の図解
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